【2025年最新|外部委託エンジニアの獲得意欲】中小企業の外部委託エンジニア獲得意欲が昨年比2.8ポイント増
AI活用の本格化の中で求められる人材像にも変化
〜中小企業が求める「AI時代の外部委託エンジニア像」が明らかに〜
2025.12.19
株式会社TWOSTONE&Sonsのグループ会社である株式会社Branding Engineer(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:大島 孝之、以下Branding Engineer)が運営するフリーランスエンジニアと企業のマッチングサービス「Midworks」は、システム開発を行っている中小企業(従業員数500名未満)の経営者・役員321名を対象に、中小企業における外部委託エンジニアの獲得意欲に関する調査を実施しましたので、お知らせいたします。
尚、本調査は2024年に発表した同内容の調査(※1)の定点観測調査です。

● 01|約6割が、外部委託エンジニアの獲得に意欲的、昨年調査より2.8ポイント増
● 02|外部委託エンジニアに求めるスキル、コンサルティング/PMが33.7%、昨年比7.2ポイントアップ
● 03|77.0%が、AI活用に注力するも、ChatGPT等の生成AI業務利用は40.8%に留まる
■調査概要
・調査名称:中小企業における外部委託エンジニアの獲得意欲に関する調査
・調査方法:IDEATECHが提供するリサーチマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
・調査期間:2025年11月21日〜同年11月28日
・有効回答:システム開発を行っている中小企業(従業員数500名未満)の経営者・役員321名
※1|中小企業における外部委託エンジニアの獲得意欲に関する調査|https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000252.000015060.html
※2|合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っております。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合がございます。
| ≪利用条件≫ 1 情報の出典元として「Midworks」の名前を明記してください。 2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。 URL:https://mid-works.com/ |
■約6割が、「外部委託エンジニア」の獲得に意欲的、昨年調査より2.8ポイントアップ
「Q1. あなたのお勤め先の「外部委託のエンジニア」の獲得意欲を教えてください。」(n=321)と質問したところ、「かなり意欲が高い」が22.1%、「やや意欲が高い」が37.1%という回答となりました。

・かなり意欲が高い:22.1%
・やや意欲が高い:37.1%
・あまり意欲はない:21.8%
・全く意欲はない:19.0%
■外部委託エンジニアに求める年齢層、「30代」が49.4%で昨年同様最多
「Q2. Q1で「かなり意欲が高い」「やや意欲が高い」と回答した方にお聞きします。外部委託のエンジニアに求める最適な「年齢層」を教えてください。」(n=190)と質問したところ、「30代」が49.4%、「40代」が30.0%という回答となりました。

・20代:5.3%
・30代:49.4%
・40代:30.0%
・50代:10.5%
・60歳以上:3.7%
・わからない/答えられない:1.1%
■54.8%が、経験年数「5年以上」の外部委託エンジニアを求めている実態、昨年比8.1ポイント減
「Q3. Q1で「かなり意欲が高い」「やや意欲が高い」と回答した方にお聞きします。外部委託のエンジニアに求める「経験年数」を教えてください。」(n=190)と質問したところ、「5〜10年未満」が 34.3%、「10年以上」が 20.5%という回答となりました。

・1年未満:2.1%
・1〜2年未満:5.3%
・2〜3年未満:16.8%
・3〜5年未満:18.9%
・5〜10年未満:34.3%
・10年以上:20.5%
・わからない/答えられない:2.1%
■外部委託エンジニアに求めるスキル、「コンサルティング/PM」が33.7%で昨年比7.2ポイントアップ
「Q4. Q1で「かなり意欲が高い」「やや意欲が高い」と回答した方にお聞きします。外部委託のエンジニアに求める「スキル」を教えてください。(複数回答)」(n=190)と質問したところ、「システム開発」が77.4%、「インフラ開発」が39.5%、「コンサルティング/PM」が33.7%という回答となりました。

・システム開発:77.4%
・インフラ開発:39.5%
・コンサルティング/PM:33.7%
・Webデザイン:31.1%
・ゲーム開発:7.9%
・その他:2.6%
・わからない/答えられない:0.0%
■外部委託エンジニアの契約形態、49.5%が「派遣/準委任のどちらでも可」と回答、昨年より7.0ポイント増
「Q5. Q1で「かなり意欲が高い」「やや意欲が高い」と回答した方にお聞きします。外部委託のエンジニアに求める「契約形態」を教えてください。」(n=190)と質問したところ、「派遣」が22.1%、「準委任」が28.4%、「どちらでも可」が49.5%という回答となりました。

・派遣:22.1%
・準委任:28.4%
・どちらでも可:49.5%
■外部委託エンジニア募集人数、「2~10人」が約7割、昨年と横ばい
「Q6. Q1で「かなり意欲が高い」「やや意欲が高い」と回答した方にお聞きします。外部委託のエンジニアの募集したい「人数」を教えてください。」(n=190)と質問したところ、「2~10人」が65.2%、「11~20人」が16.3%という回答となりました。

・1人以下:5.8%
・2~10人:65.2%
・11~20人:16.3%
・21~30人:5.3%
・31人以上:5.8%
・わからない/答えられない:1.6%
■外部委託エンジニア募集時の一人当たり報酬金額、「80万円未満」が61.6%
「Q7. Q1で「かなり意欲が高い」「やや意欲が高い」と回答した方にお聞きします。外部委託のエンジニアを募集する際の「一人当たり報酬金額(SEレベル)」を教えてください。」(n=190)と質問したところ、「50〜60万円未満」が23.2%、「60〜80万円未満」が20.5%、「50万円未満」が17.9%という回答となりました。

・50万円未満:17.9%
・50〜60万円未満:23.2%
・60〜80万円未満:20.5%
・80〜90万円未満:11.6%
・90〜100万円未満:12.6%
・100〜150万円未満:4.2%
・150〜200万円未満:2.1%
・200万円以上:3.2%
・わからない/答えられない:4.7%
■外部委託エンジニアに対して、約7割が「即戦力として活躍できる実務経験」を期待
「Q8. Q1で「かなり意欲が高い」「やや意欲が高い」と回答した方にお聞きします。外部委託のエンジニアに対して求めることがあれば、具体的に教えてください。(複数回答)」(n=190)と質問したところ、「即戦力として活躍できる実務経験」が67.4%、「複雑な問題を分析し解決する能力」が41.6%、「チームや顧客と円滑に連携するコミュニケーション能力」が37.4%という回答となりました。

・即戦力として活躍できる実務経験:67.4%
・複雑な問題を分析し解決する能力:41.6%
・チームや顧客と円滑に連携するコミュニケーション能力:37.4%
・論理的に状況を整理し判断する力:32.1%
・ビジネスマナーを理解し実践できる力:28.9%
・法令や規則を遵守するコンプライアンス意識:26.8%
・専門領域の技術に精通するスキル:23.2%
・チームやプロジェクトを管理する力:21.6%
・データを解析し戦略に活かす力:20.5%
・最新技術を把握し情報を集める力:18.9%
・旧式システムの言語にも対応できるスキル:5.8%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:1.6%
■77.0%が「AI活用に注力」、3割はすでに取り組み中
「Q9. あなたのお勤め先では、AIの普及に合わせて社内でAI活用を注力する予定はありますか。」(n=321)と質問したところ、「すでに注力している」が30.2%、「現在は注力していないが、今後注力する予定がある」が46.8%という回答となりました。

・すでに注力している:30.2%
・現在は注力していないが、今後注力する予定がある:46.8%
・今後も注力する予定はない:14.6%
・わからない/答えられない:8.4%
■AI活用に向けての具体的な取り組み、「ChatGPTなど生成AIツールの業務利用推進」や「AI活用のリテラシー向上のための社内研修」が上位
「Q10. あなたのお勤め先では、社内でのAI活用に向けて具体的にどのような取り組みを進めていますか。(複数回答)」(n=321)と質問したところ、「ChatGPTなど生成AIツールの業務利用推進」が40.8%、「AI活用のリテラシー向上のための社内研修」が33.0%、「AI活用におけるセキュリティ・データ管理体制の整備」が26.2%という回答となりました。

・ChatGPTなど生成AIツールの業務利用推進:40.8%
・AI活用のリテラシー向上のための社内研修:33.0%
・AI活用におけるセキュリティ・データ管理体制の整備:26.2%
・AI活用に関する社内ガイドライン・ポリシーの策定:25.5%
・業務効率化のためのAI搭載ツールの導入:20.6%
・AIを活用した業務効率化ツールの自社開発:15.3%
・AIを活用した新規事業・サービス企画の推進:11.2%
・既存の社内システムや自社プロダクトへのAI機能の組み込み:10.9%
・AI活用に向けたPoC/実証実験の実施:8.7%
・AI活用を推進する専門部署の設置や専門人材の採用:8.4%
・AI活用の社内定着・運用定常化に向けた取り組み:8.4%
・AI活用促進に向けたナレッジ共有・コミュニティ形成による文化醸成:7.5%
・その他:0.6%
・特にない:18.7%
・わからない/答えられない:4.4%
■AI人材に求める要素、「即戦力として活躍できる実務経験」が55.1%で最多
「Q11. Q9で「すでに注力している」「現在は注力していないが、今後注力する予定がある」と回答した方にお聞きします。AI活用を推進するにあたって、関わる人材に求める要素を教えてください。(複数回答)」(n=247)と質問したところ、「即戦力として活躍できる実務経験」が55.1%、「複雑な問題を分析し解決する能力」が44.1%、「論理的に状況を整理し判断する力」が34.8%という回答となりました。

・即戦力として活躍できる実務経験:55.1%
・複雑な問題を分析し解決する能力:44.1%
・論理的に状況を整理し判断する力:34.8%
・チームや顧客と円滑に連携するコミュニケーション能力:31.6%
・法令や規則を遵守するコンプライアンス意識:25.1%
・データを解析し戦略に活かす力:22.7%
・専門領域の技術に精通するスキル:21.9%
・最新技術を把握し情報を集める力:20.6%
・ビジネスマナーを理解し実践できる力:19.8%
・チームやプロジェクトを管理する力:19.0%
・旧式システムの言語にも対応できるスキル:6.9%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:2.4%
■まとめ
今回は、システム開発を行っている中小企業(従業員数500名未満)の経営者・役員321名を対象に、外部委託エンジニアの獲得意欲とAI活用の実態を把握することを目的に実施しました。
まず、外部委託エンジニアの獲得意欲については、59.2%の企業が意欲的であると回答し、昨年から2.8ポイント増加しました 。求める人材像として、年齢層は「30代」(49.4%)が最多となり 、経験年数は「5年〜10年未満」(34.3%)が中心ですが 、「5年以上」を求める割合は昨年比で8.2ポイント減少しています 。スキル面では「システム開発」が77.4%で昨年より0.6ポイント増加し 、契約形態については「派遣・準委任のどちらでも可」が49.5%で最多でした 。募集人数においては「2人〜10人」が65.2%で最多となり、昨年(65.2%)と同様の傾向を維持しています 。報酬金額については、「80万円未満」の提示が61.6%と過半数を占めました 。また、エンジニアに求める資質としては昨年同様「即戦力として活躍できる実務経験」(67.4%)がトップに挙がり、「コンサルティング/PM」(33.7%)が今年は3位に浮上しました 。AI活用については77.0%が注力姿勢を示しており 、具体的な取り組みとして「ChatGPTなど生成AIツールの業務利用推進」(40.8%)が挙げられました 。最後に、AI活用に関わる人材に求める要素として「即戦力として活躍できる実務経験」が55.1%で最多となっています 。
今回の調査では、中小企業においても外部委託エンジニアへの獲得意欲は堅調に推移しているものの、採用規模や報酬水準については昨年から大きな変化は見られず、慎重かつ安定的な姿勢が維持される中でも、求める役割はコンサルティング/PMなど上流にも向き始めていることが分かりました。一方で、AI活用への関心は非常に高く、多くの企業が取り組みを模索しています。しかし、実務への導入率とは乖離が見られ、現場への実装を推進できる人材が不足している現状がうかがえます。限られたリソースの中で技術革新に対応し、事業成長を実現するためには、即戦力となる外部エンジニアを効果的に活用し、社内のDXを加速させることが重要な鍵となるのではないでしょうか。
■フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービス「Midworks」

Midworksは、フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービスです。
自社独自のフリーランス独立支援サービスにより、フリーランスの方の営業に関わる物理的負担や、保証がないことによる心理的負担等をなくすことで、本来の業務に集中できる環境づくりをサポートします。
ITエンジニアの働き方や案件との出会いに、より多くの選択肢や可能性を創出することで、一人でも多くのエンジニアのLIFEと、プロジェクトの質の向上、双方の実現を目指します。
▼サービスサイトはこちら
https://mid-works.com/
▼事業提携などをご希望の方は下記へお問合せください。
https://twostone-s.com/contact_for_twostone-sons/
■Branding Engineerについて
株式会社TWOSTONE&Sonsのグループ会社として、エンジニアプラットフォームを中心に事業展開しております。詳しくは、Branding Engineerコーポレートサイト(https://b-engineer.co.jp/)をご覧ください。
■TWOSTONE&Sonsについて
エンジニアプラットフォーム事業を中心に様々なソリューションサービスを提供するホールディングカンパニー。2013年株式会社Branding Engineerとして創業、2020年7月7日に東京証券取引所マザーズ市場(現:グロース市場、証券コード:7352)へ新規上場。2023年6月1日に、「株式会社TWOSTONE&Sons(ツーストーンアンドサンズ)」に社名変更し、ホールディングス体制へと移行。
グループ全体で幅広い事業を展開し、世の中の社会課題を解決する事業集団として社会に貢献してまいります。詳しくは、TWOSTONE&Sonsコーポレートサイト(https://twostone-s.com/)をご覧ください。
TWOSTONE&Sonsグループの主力サービス
フリーランスエンジニアと企業のマッチングサービス Midworks
https://mid-works.com/
ITエンジニア特化型転職支援サービス TechStars Agent
https://techstars.jp/lp/agent/
初心者から始められる、オンラインでも充実サポートの実践型プログラミングスクール tech boost
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TWOSTONE&Sonsのニュースリリースはこちらから
https://twostone-s.com/news/
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