『n8n×ChatGPT×Gemini』文章の「質」を極める!異なるAIの強みを掛け合わせた自動リライト・推敲システム

n8n ChatGPT 自動リライト『n8n×ChatGPT×Gemini』文章の「質」を極める!異なるAIの強みを掛け合わせた自動リライト・推敲システム

【DX推進】n8n×ChatGPT×Geminiで実現する文章自動リライト・推敲システムの構築ガイドです。異なるAIの連携で論理構成と人間味を両立し、質の高い文章を効率的に作成する方法を解説します。

「AI活用」で、社内業務の自動化・コスト削減を実現しませんか?

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はじめに:AIリライトで文章品質を極めるn8n自動化のメリット

「AIにリライトを任せているが、どうも内容が表面的で浅い…」

「単なる情報伝達で終わらせず、読み手の心に響く、自然で人間味あふれる文章に仕上げたい」

「しかし、毎回、AIツールの特性に合わせてプロンプトを試行錯誤し、細かな指示を出し続けるのは、時間と労力がかかり、大きな負担となっている…」

このような、AIの利便性と文章品質のギャップに悩むすべての方々に向けて、本記事では「AIによる文章品質を、あなたが納得いくまで、任意の回数だけ深く磨き上げられる手動n8nフロー」の構築方法を説明します。

このフローは、一度きりのリライトで満足することなく、ChatGPTで土台を築き、次にGeminiで視点を広げ、再びChatGPTで細部を調整するといった、異なるAIモデルの強みを活かしながら、何周でも繰り返し文章を洗練させることが可能です。

まさに、あなたの文章を最高品質へと導くための「文章を磨き上げる専用のOS(オペレーティングシステム)」のような仕組みです。この革新的なアプローチにより、あなたはもうAIの出力に妥協する必要はありません。あなたの意図を深く反映し、読み手を惹きつける、「生きた文章」の創造をサポートします。

n8nとは

n8n(エヌエイトエヌ)は、オープンソースで提供されているワークフロー自動化ツールです。ノーコードまたはローコードで様々なサービスやアプリケーションをつなぎ、業務プロセスの自動化を実現するプラットフォームとして注目されています。

特徴

説明

ノーコード対応

プログラミング知識がなくても、ドラッグ&ドロップでワークフローを構築可能

700以上の連携

Slack、Google Sheets、OpenAI、Geminiなど主要なサービスと連携可能

オープンソース

セルフホスト版は完全無料で利用可能

AI連携

ChatGPTやGeminiなどのAIモデルとシームレスに連携

出典:Best apps & software integrations | n8n

n8n×ChatGPT×Gemini連携フローの特徴とメリット

通常のAIリライトが一回で完結するのに対し、本フローの最大の特徴は、この常識を打ち破り、複数のAIモデルの強みを掛け合わせながら、リライトのプロセスを任意の回数だけ継続できる点です。

これは、熟練した編集者が多角的な視点から段階的に推敲する作業をAIで再現するものです。

例えば、以下のような多段階リライトが可能です。

処理順

AIモデル

役割

1周目

ChatGPT

構造の整理:論理的な繋がりや構成を整え、骨格を作る

2周目

Gemini

感情・人間味の付与:読者の共感を呼ぶ深みや、人柄を感じる温かみを加える

3周目

ChatGPT

冗長の整理:感情的な要素で増えた冗長な箇所を、効率的かつ簡潔に引き締める

4周目

Gemini

ブログ的な自然さの追求:読みやすいリズム感のある文体に調整する

これらの異なるAI処理を、目的や文章の状態に応じて何度でも繰り返すことが可能です。この「掛け合わせ」と「繰り返し」により、文章は研磨されるように「じっくりと、より深く」洗練され、従来のリライトとは一線を画す成果を生み出します。

自動リライトワークフローの全体図と処理の流れ

本ワークフローは自動トリガー無しの手動実行型です。

自動リライトワークフローの全体図のイメージ

リライトワークフローの全体構成。各ノードが連携して文章を段階的に洗練させます

第1章 n8n導入とGemini API連携の準備手順

この章では、n8nにワークフローをインポートするための準備を行います。

まずn8nにログインし、Overview画面で「Create Workflow」をクリックして、ワークフローを新規作成します。

リライト用n8nワークフロー(JSON)のダウンロード

以下のJSONファイルをダウンロードしてください。このファイルには、リライトワークフローの設定がすべて含まれています。

![JSONファイルダウンロード](json_download.png)

ダウンロード用のJSONファイル

n8nへのJSONファイルインポート手順

ダウンロードしたJSONファイルをn8nにインポートします。

インポート手順

  1. 先程作成したワークフローの右上にある三点リーダ(︙)をクリックする
  2. 「Import from File」を選択する
  3. ダウンロードしたJSONファイルを選択してインポートする

インポート手順のイメージ

JSONファイルのインポート画面

Google AI StudioでのGemini APIキー取得方法

Geminiは、Googleが提供する最新の生成AIモデルです。APIキーを取得することで、n8nから直接Geminiを利用できるようになります。

APIキー取得手順

  1. Gemini API | Google AI for Developers にアクセス
  2. 「Gemini API キーを取得する」ボタンをクリック

API取得手順のイメージ

  1. 「APIキーを作成」をクリック

API作成のイメージ

  1. 以下のいずれかのプロジェクトを選択
  • Import: 既存のプロジェクトがある場合
  • Creative: 新規でプロジェクトを作成する場合

どちらを選んでも機能に差はありません。

プロジェクト選択のイメージ

  1. 発行されたAPIキーをコピーし、パスワード管理ツールなど、安全な場所に保管します。

APIキー保管のイメージ

APIキーは一度しか表示されないため、必ず安全な場所に保管してください

セキュリティに関する注意事項

APIキーは第三者に共有しないでください。GitHubなどの公開リポジトリにアップロードすると、不正利用される可能性があります。

第2章 n8n×ChatGPT×Gemini自動リライトシステムの構築・設定

JSONファイルをインポートすると、以下のようなワークフローが取り込まれます。

この章では、各ノードの役割と設定内容を順番に解説します。

ワークフロー全体図のイメージ

JSONファイルをインポートした直後のワークフロー画面

STEP1 Init設定:リライト対象の初期文章入力

役割

このノードでは、リライト処理の起点となる初期データをセットします。

設定項目

内容

元文章

タイトルと本文

text

リライト対象テキストの初期値

counter

ループ回数のカウンター初期値(0からスタート)

リライト対象の初期文章入力のイメージ

Initノードの設定画面

STEP2 ChatGPT設定:論理構成の整理とプロンプト

役割

このノードでは、ChatGPTを使って文章の論理構造を整理します。

処理内容

説明

論理構造の整理

文の流れや因果関係を明確にする

読みやすさの向上

副業に関心のある会社員向けに文章を整形する

段落構成の強化

文の順番や段落の区切りを最適化する

設定しているプロンプト

“`

あなたは敏腕編集者です。

渡された文章の構成を整え、論理的かつ読みやすくリライトしてください。

ターゲットは副業に関心のある会社員です。

“`

プロンプト設定のイメージ

ChatGPTノードのプロンプト設定画面

STEP3 Gemini設定:人間味のある自然な文章への推敲

役割

このノードでは、ChatGPTが整えた文章をブログのような自然なトーンへと変換します。

処理内容

説明

人間味の付与

機械的な文章に温かみを加える

感情への訴求

読者の共感を呼ぶ表現に変換する

自然なトーン

会話的で親しみやすい文体に調整する

「Credential to connect with」から「Create new credential」を選択して、第1章で取得したAPIキーを入力し「Save」をクリックして保存してください。

設定しているプロンプト

“`

以下の文章はChatGPTがリライトしたものです。

これをさらに人間らしく、感情に訴えかけるような自然なトーンにしてください。

“`

プロンプト設定のイメージ

Geminiノードのプロンプト設定画面

STEP4 Update_Loop設定:リライト回数のカウント処理

役割

このノードは、ループ処理の心臓部です。

「好きな回数リライトを回せる」仕組みの本質がここにあります。

処理内容

説明

テキストの引き継ぎ

Geminiが返した文章を次の周へ渡す

カウンターの更新

今が何周目かを記録する(+1する)

リライト回数カウント処理のイメージ

Update_Loopノードの設定画面

STEP5 If設定:リライト繰り返し回数の制御条件

役割

このノードでは、リライトを何周行うかを制御します。

具体的には、処理を2回行うか、3回行うかといった反復回数をここで決定します。

条件分岐のロジック

条件

動作

counter < 1

ChatGPTノードに戻り、リライトを継続する

counter >= 1

最終稿へ進み、ファイル出力の処理に移行する

数字を自由に変更すれば、リライト回数を拡張できます。例えば、counter < 3 に変更すれば、3周のリライトが実行されます。

リライト繰り返し回数の制御条件のイメージ

Ifノードの条件設定画面

STEP6 Code設定:テキストのファイル変換処理

役割

このノードでは、最終的なテキストデータをファイル形式に変換し、Google Driveへアップロードする準備を行います。

処理内容

説明

バイナリ変換

テキストデータをファイル形式(バイナリ)へ変換する

アップロード準備

Google Driveへ渡すためのデータ形式を整える

テキストのファイル変換処理のイメージ

Codeノードの設定画面

STEP7 Google Drive設定:完成原稿の自動保存

役割

このノードでは、完成した最終原稿をGoogle Driveに自動保存します。

処理内容

説明

自動保存

Google Driveにtxtファイル(最終稿)を保存する

ファイル名管理

日付付きファイル名で管理しやすく整理する

「Credential to connect with」から「Create new credential」を選択して、 Googleとの認証を行ってください。

完成原稿の自動保存のイメージ

Google Driveノードの設定画面

第3章 自動リライトワークフローの実行と結果確認

ワークフローの設定が完了したら、実際に実行して結果を確認します。

自動リライトワークフローの実行と結果確認のイメージ

おわりに

AIの利便性を享受しながらも、最終的な品質には妥協したくない。そんなこだわりを持つ方にとって、この「人間とAIの対話(ループ)」を組み込んだシステムは、強力な武器になるはずです。

この仕組みは、文章作成だけでなく、以下のようなクリエイティブ業務全般に応用できます。

応用例

活用シーン

企画のブラッシュアップ

アイデアを複数のAI視点で磨き上げる

コードのデバッグ作業

異なるAIの観点でコードレビューを繰り返す

デザイン案の言語化

コンセプトを段階的に明確化する

AIを単なる「生成ツール」としてではなく、あなたの思考を深める「壁打ち相手」として、ぜひ納得のいくまで活用してみてください。

n8n・AI連携に関する出典・参考情報

本記事の作成にあたり、以下の情報を参考にしました。

公式サイト・ドキュメント

  • n8n(公式サイト): https://n8n.io/
  • n8n Templates(テンプレート集): https://n8n.io/workflows/
  • n8n GitHub: https://github.com/n8n-io/n8n
  • OpenAI: https://openai.com/
  • Google AI for Developers: https://ai.google.dev/

用語解説

用語

説明

n8n

オープンソースのワークフロー自動化ツール。ノーコードで様々なサービスを連携可能

ワークフロー

複数の処理(ノード)を順番につなげた自動化の流れ

ノード

ワークフローを構成する個々の処理単位

ループ処理

条件を満たすまで同じ処理を繰り返す仕組み

JSONファイル

ワークフローの設定情報を保存したデータ形式

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