不動産DXで進めるデータ活用|自社に適した収集・統合の進め方を解説

不動産DX データ活用不動産DXにおけるデータ活用|収集・分析・成功事例を解説

不動産DXの活用データには、顧客データ・物件データ・市場・外部データ・社内業務データなどがあります。この記事では収集したデータの活用方法や成功事例を解説します。具体的なツールも併せて把握し、不動産DXの導入に役立てましょう。

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不動産事業を運営するなかで、物件情報・顧客データ・設備稼働状況・市場データなどが複数のシステムに分散しており、一元的に活用できていないという課題を抱えている担当者の方は多いのではないでしょうか。データが統合されていない状態では、顧客への提案精度や運営効率の改善に限界が生じ、競合他社との差別化が難しくなります。

不動産DXにおけるデータ活用は、業務効率化にとどまらず、顧客体験の向上・資産価値の最大化・スマートシティ構想の実現まで、事業の根幹を変革する取り組みへと発展しています。適切なデータ収集・統合・活用の仕組みを整えることで、意思決定の精度とスピードが高まり、持続的な競争力の構築につながるでしょう。

本記事では、不動産DXで収集・活用すべきデータの種類から、主要ツールの特徴、データ統合の進め方、成功事例まで体系的に解説します。自社のデータ活用戦略を設計したい経営者・DX担当者に役立つ内容です。

不動産DXでデータ活用が重要な理由とは

不動産DXでデータ活用が重要な理由は、以下の3つです。

  • 経験に依存した経営判断には限界がある
  • 顧客生涯価値(LTV)を最大化する必要がある
  • データ活用はDXにおいて競争力の源泉となる

1つずつ解説します。

経験に依存した経営判断には限界がある

経験だけに頼る経営判断では、変化が進む不動産市場に対応しきれません。とくに多様化する顧客ニーズや、競合の動きを正確に経験だけで予測するには限界があります。

ただし、客観的なデータを活用した場合、誤りを防げるだけでなく、対応のスピード向上につながります。たとえば、過去の市場動向や顧客行動データを活用した場合、今後のトレンド予測が可能です。

結果、マーケティング戦略を適時調整し、競争優位性を保てます。経験だけではなく、データを組み合わせることで、経営判断の質を高めるのが大切です。

顧客生涯価値(LTV)を最大化する必要がある

顧客生涯価値(LTV)の最大化は、安定的な事業成長には欠かせません。新規顧客の獲得に加えて、既存顧客との関係を深め、長期的に利用してもらうのが大切です。そのためには、顧客ごとの情報をもとに、提案を行う必要があります。

不動産DXでは、契約履歴や問合せ内容などのデータを活用して、より細やかなサービスを提供できます。顧客に寄り添ったサービスを取り入れ、顧客生涯価値(LTV)を向上させ、紹介や再契約につなげましょう。

データ活用はDXにおいて競争力の源泉となる

データの活用は、不動産DXにおける競争力の源です。データをもとにした意思決定によって、顧客のニーズに合った対応や、他社にはない価値提供が期待できます。

DXは、単なる効率化ではなく、差別化や収益力強化につながるのが特長です。たとえば、AIや機械学習を用いた予測分析は、売買のタイミングや価格設定を精緻に行えます。

市場の変化にも柔軟に対応できるため、急速に変化する不動産業界でも競争力を高められます。データをうまく活用し、企業の成長に役立てましょう。

不動産DXで収集・活用できるデータの種類と活用法

不動産DXで活用できるデータは、物件・顧客・設備・市場・契約など多岐にわたります。どのデータをどの目的で収集・活用するかを整理することで、自社の課題解決に直結したデータ戦略の設計が可能になります。収集対象と活用法を正確に把握することが、データ基盤構築の出発点です。

顧客データ:個人の基本情報・行動履歴を収集する

顧客データの収集は、不動産DXにおける最初のステップです。CRM(顧客関係管理)やSFA(営業支援システム)などのツールを使い、顧客の名前・年齢・希望条件などの基本情報や、Webサイト上での物件閲覧履歴を集めて一元管理できます。

CRMは顧客情報を一元管理する仕組みであり、SFAは営業活動の進捗や記録を管理するためのツールです。顧客データの収集には、「KASIKA」(不動産業界に特化し、AIによる自動追客が特徴のツール)や「HubSpot CRM」(無料プランから利用でき、世界的に広く使われている顧客管理ソフト)などのツールがあります。

営業担当者はこれらのツールで収集したデータをもとに、より顧客のニーズに合った物件紹介が可能です。結果的に、顧客満足度や成約率アップにつながります。

出典参照:

住宅・不動産業界に特化したマーケティングオートメーションツール『KASIKA』。 Cocolive株式会社

無料のCRMツールで顧客管理を効率化 | HubSpot(ハブスポット)|HubSpot Japan株式会社

物件データ:詳細情報・成約事例・価格推移から物件価値を可視化する

物件データを活用した場合、価格や価値をわかりやすく示せます。物件管理システム(PMS)や物件価格を可視化できるAI査定ツールを使って、間取りや築年数、過去の成約事例、価格の変動を収集・分析が可能です。

たとえば、「いえらぶCLOUD」(物件情報の登録から広告掲載、顧客管理までをカバーする不動産業務支援システム)で情報を管理し、「HowMa」(AIが参考価格を自動で算出する査定ツール)で査定を行えば、誰でも簡単に妥当な価格の把握が可能です。また、「BIツール」(データをグラフなどで視覚的に分かりやすくし、分析や判断を助けるサービス)を利用すると、データをわかりやすく表示できます。顧客が納得できる価格提案を行い、成約促進につなげられます。

出典参照:

不動産管理システムのいえらぶクラウド|株式会社いえらぶGROUP

【HowMa 不動産売却無料査定】高く・早く・損しない不動産売却のためのAI査定サイト|株式会社コラビット

Power BI – データの視覚化 | Microsoft Power Platform|日本マイクロソフト株式会社

市場データ:競合分析・エリア特性・経済指標を意思決定に活用する

市場や外部のデータは、戦略的な経営判断に欠かせません。「e-Stat」(日本の統計が閲覧できる政府統計の総合窓口)や「RESAS」(地域経済に関する様々なデータを地図やグラフで可視化できるシステム)などの公的データを利用し、人口動態や経済指標、雇用状況を把握できます。

その結果、出店エリアの選定や販促戦略をより的確に立案できます。たとえば、特定エリアの人口動態や将来の開発計画をもとに、店舗やオフィスの新規開設戦略の立案が可能です。 競合の情報や市場動向を加味し、より的確な意思決定を行うのに活かしましょう。

出典参照:

e-Stat 政府統計の総合窓口|総務省統計局

RESAS|株式会社True Data

業務データ:営業活動履歴・従業員スキル・マーケティング施策の結果数値を活用する

社内業務データの活用は、業務を効率化するのに有効です。SFA(営業支援システム)を使用した場合、営業履歴や商談の成功事例を可視化できるため、業務改善に役立ちます。たとえば、「SmartHR」(従業員情報や労務手続きを一元管理できるクラウド人事労務ソフト)で社員のスキルや経歴を管理し、「Trello」(チームのタスクや進捗を視覚的に管理できるツール)で施策の進捗をチェックした場合、チームの動きが一目でわかります。

結果、部門間での情報共有が円滑になり、より効率的なプロジェクト進行が可能です。社内業務データをもとに教育や配置の見直しを行い、生産性向上に役立てましょう。

出典参照:

SmartHR(スマートHR)|シェアNo.1のクラウド人事労務ソフト|株式会社SmartHR

どこからでも To Do をキャプチャし、整理し、取り組むことができます | Trello|Atlassian

不動産DXにおけるデータ収集・整備を行う際の注意点

データ収集・整備における注意点は、以下の4つです。

  • データ収集を行う目的を明確にする
  • データ品質を担保できる体制を整える
  • データを一元管理する
  • セキュリティとプライバシー保護を徹底する

1つずつしっかり把握しておきましょう。

データ収集を行う目的を明確にする

データ活用を成功させるには、「なぜそのデータを集めるのか」といった目的を明確にするのが重要です。顧客満足度を高めたい場合は、アンケート結果や問い合わせ内容などが役立ちます。目的を明確にすると、必要なデータや分析の進め方も決めやすいです。

データ品質を担保できる体制を整える

正確なデータ分析には、信頼できる情報の管理体制が欠かせません。入力ルールを決め、間違いや古い情報が紛れるのを防ぐチェックを定期的に行いましょう。たとえば、「名前はフルネームで入力」といった基本的なルールの徹底がデータの品質を保つポイントです。

データを一元管理する

効果的なデータ活用を行うために、情報を一元管理できる仕組みを整えましょう。部門ごとに情報が分かれていると連携が困難です。データを一元化して整理した場合、分析の精度が上がり、ビジネスチャンスを見つけやすくなります。

セキュリティとプライバシー保護を徹底する

データを安心して活用するには、徹底したセキュリティ対策と個人情報保護が必要です。外部サービスを使う際は管理方法を確認し、社内でもアクセス権を制限しましょう。DXを促進したあとも、信頼される企業であるためにも欠かせない対策です。

不動産DXでデータを収集するためのツールを選定するポイント

自社で使用するツールを選ぶ際のポイントは、以下の6つです。

  • 既存のシステムと連携できる
  • 操作性・定着性の高いツールを選ぶ
  • 導入システム・ツールのサポート体制が充実している
  • 中長期的に費用対効果を見込める
  • セキュリティ対策がしっかりしている
  • 将来的な事業拡大に対応できる拡張性がある

それぞれ解説します。

既存のシステムと連携できる

不動産DXでは、既存のシステムと新しいツールがうまく連携できるかを事前に確認することが重要です。もし連携が取れないと、情報を入力する手間が増えます。

API(異なるソフトウェア同士が機能やデータをやり取りするための接続手段)を使って連携した場合、部署間の情報共有もスムーズになり、全体の業務効率化につながります。

操作性・定着性の高いツールを選ぶ

DXツールは、使いやすいものを選ぶのがポイントです。高性能なツールであっても、使いにくい場合、現場で活用されなくなります。導入前に無料トライアルを利用し、ITに慣れていない社員でも問題なく使えるかを確認しましょう。

社員によるフィードバックを取り入れて、実際の業務に適しているかを見極めるのが、ツールの長期的な活用につながります。

導入システム・ツールのサポート体制が充実している

不動産DXにおけるツール選定時には、導入後のサポート体制がしっかりしているかも大切なポイントです。たとえば、初期設定の支援や操作研修、トラブル時の問い合わせ対応などが整っていた場合、現場も安心してツールを使い続けられます。

スムーズな運用を行うために、信頼できるサポート体制が整っているかを事前に確認しましょう。

中長期的に費用対効果を見込める

ツール導入の際、短期的な利益だけでなく中長期的な費用対効果を見極めるのが重要です。初期費用がかかっても、業務の効率化やミスの削減により人件費を抑えられる場合があります。顧客対応の質が向上した場合、成約数や紹介数の増加にもつながります。

ツール選定時には、将来的な利益にどうつながるかを考えてツールを選びましょう。

セキュリティ対策がしっかりしている

ツールを選ぶ際は、セキュリティ対策がしっかりしているか確認する必要があります。顧客の個人情報が漏洩すると、会社の信頼が損なわれるリスクもあります。

暗号化の仕組みやアクセス制限、監査機能など、セキュリティ対策が充実しているか事前に確認しましょう。

将来的な事業拡大に対応できる拡張性がある

導入するツールには、将来の事業拡大にも対応できる柔軟なものを選ぶのが大切です。会社が成長すると、扱うデータ量やデータを活用する人数が増えるため、今のツールでは対応できなくなる場合があります。

導入するツールを選ぶ際は、利用人数の追加や新しい機能の拡張ができるのか、ほかのツールとの連携が可能かを事前にチェックしましょう。とくにクラウドベースのツールは、ビジネスの成長に合わせてスケールアップできる柔軟性が重要です。

不動産DXにおけるデータ活用のための主要ツール

不動産DXにおけるデータ活用を実現するためには、収集・統合・分析・活用という各フェーズに対応したツールを組み合わせることが重要です。それぞれのツールの役割と特徴を理解することで、自社の課題と優先領域に合ったツール選定の判断基準が得られます。

データ統合・分析基盤(DWH・BIツール)

DWHはデータウェアハウスの略称で、複数のシステムに分散したデータを一元的に格納・管理するためのデータ基盤です。物件情報・顧客データ・契約情報・設備稼働データなど異なる形式のデータをDWHに集約することで、横断的な分析が可能です。BIツールはDWHに蓄積されたデータを可視化・分析するためのツールであり、売上推移・稼働率・顧客動向などをダッシュボード上でリアルタイムに確認できる環境が実現します。

不動産業務においては、物件ごとの収益性・エリア別の需要動向・顧客セグメント別の行動パターンを分析することで、仕入れ判断や営業戦略の精度向上につながります。担当者の経験や勘に頼っていた意思決定をデータで裏付ける基盤として、DWHとBIツールの組み合わせは不動産DXの中核を支えるツール群として位置づけられます。

業務自動化・データ連携ツール(RPA・iPaaS)

RPAは物件情報の入力・契約書類の転記・レポートの作成など、繰り返し発生する定型作業を自動化することで担当者の工数を削減しながらミスのリスクを低減するツールです。iPaaSは物件管理システム・CRM・会計システム・電子契約サービスなど複数のツールを連携させることで、データの自動同期を実現し手作業によるデータの橋渡し作業をなくすことができます。

RPAとiPaaSを組み合わせることで業務自動化とシステム連携を一体で推進することができ、データが常に最新の状態に保たれる環境が整います。担当者は集計・加工の作業から解放され、より高付加価値な業務に集中できるようになるでしょう。

顧客接点データ取得ツール(Web解析・CRM・チャット)

Web解析ツールは、不動産ポータルサイトや自社Webサイトへの訪問者の行動データを収集・分析するためのツールです。どの物件ページが閲覧されているか・どのタイミングで離脱しているか・どの流入経路からの来訪者の問い合わせ率が高いかといった情報を把握することで、サイト改善と広告投資の最適化につなげることができます。

CRMは顧客の属性・商談履歴・問い合わせ内容・契約状況を一元管理するためのシステムです。担当者が変わっても顧客対応の履歴が引き継がれ、継続的な関係構築が実現します。AIチャットボットを組み合わせることで、営業時間外の問い合わせに自動で対応しながら顧客の関心情報を収集できる体制が整い、顧客接点データの蓄積と活用が加速するでしょう。

文書デジタル化ツール(OCR・電子契約)

OCRは紙の書類をデジタルテキストに変換する技術で、長年にわたって紙で管理されてきた不動産書類のデジタル化を実現するうえで重要な役割を担います。登記簿謄本・重要事項説明書・修繕履歴などの書類をOCRでデジタル化することで、検索性と管理効率が向上し、必要な情報へのアクセス時間が短縮されます。

電子契約ツールは、2022年の宅建業法改正によって不動産取引での活用が本格化した書類電子化の中核ツールです。印刷・郵送・押印というプロセスをなくすことで、契約締結までのリードタイムが短縮されるとともに、書類のデジタル管理によって過去の契約情報の検索・分析が容易になります。

外部データ活用基盤(不動産データ・統計データ)

不動産DXにおけるデータ活用は、自社が保有する内部データだけでなく、外部のデータを組み合わせることで精度が高まります。国土交通省の不動産取引価格情報・地価公示データ・人口統計・交通量データなどの公的統計データを活用することで、エリアの将来性評価や物件の適正価格算定の精度が向上します。

民間の不動産データプロバイダーが提供する周辺物件の成約事例・賃料相場・空室率の動向なども外部データとして積極的に活用することが有効です。自社データと外部データを統合した分析基盤を整えることで、仕入れ判断・販売戦略・資産運用計画の精度が高まり、データドリブンな意思決定が組織全体に定着する土台が築かれます。

不動産DXにおけるデータ活用の成功事例

不動産DXによるデータ活用を実現した企業の取り組みは、自社の戦略設計に役立つ具体的な参考情報です。都市OSの構築・スマートシティでの分野横断データ連携・ビル設備データの一元化という異なるアプローチで成果を出した3社の事例を紹介します。

事例1.森ビル株式会社|都市OSで顧客・施設データ統合を実現

森ビルは六本木ヒルズをはじめとする複数のヒルズにおいて、居住者・ワーカー・来街者に対してより便利で豊かな都市生活を実現するため、都市OSとなるヒルズネットワークを開発し2021年4月より順次サービスを開始しました。利用者に共通のログインIDであるヒルズIDとヒルズアプリを提供することで、六本木ヒルズ・表参道ヒルズ・アークヒルズなど複数の拠点にまたがるサービスをオンラインで完結できる仕組みを構築しています。

利用者の属性・施設や街の利用履歴・位置情報などのデータを統合・分析することで、利用者一人ひとりの興味や状況に最適化された情報を個別に届けることが可能になっています。推進中の虎ノ門・麻布台プロジェクトや虎ノ門ヒルズエリアにおいては、統合されたデータ基盤と最先端技術を連携させながら、街全体がワークプレイスとなりリビングとなるようなシームレスな都市生活の実現を目指しています。

出典参照:都市のデジタルプラットフォーム「ヒルズネットワーク」を開発|森ビル株式会社

事例2.三井不動産株式会社|都市データ連携により分野横断のサービス創出基盤を構築

三井不動産は柏の葉キャンパス駅周辺において、個人の同意に基づき業種・業界を横断してデータを流通させるポータルサイト、スマートライフパス柏の葉を2020年11月より開始しました。三井不動産・日立製作所・凸版印刷などが共同で構築した柏の葉データプラットフォームを活用した取り組みで、従来はサービスごとに必要だったパーソナルデータの入力を本人の同意を前提としたプラットフォーム連携によって省略できる仕組みが特徴です。

凸版印刷のID認証サービスとSMBCグループのeKYCを採用することで強固な本人確認を担保しながら、AI管理栄養士アプリ・オンライン医療相談・歩数管理アプリなどのヘルスケアサービスを連携させています。毎日の健康データと健診データを掛け合わせた生活習慣病の予測や、健康行動を評価して保険料を低減するパーソナライズ型保険の開発も進んでいます。

出典参照:ポータルサイト「スマートライフパス柏の葉」11月26日より提供開始|三井不動産株式会社

事例3.野村不動産株式会社|分散していたビル設備データを一元化し自動連携で運用効率を向上

野村不動産は大規模複合開発である芝浦プロジェクトのS棟において、日立製作所のビルIoTソリューションBuilMiraiをビルOSとして採用しました。利用者のライフスタイル変化への対応・施設運営における人手不足の解消・カーボンニュートラルへの対応という課題を背景に、商品性向上・ビルスペックアップ・運営業務効率化の3つを目的として導入が進められています。

従来は照明・空調・電力などの各設備データを手作業で集計してレポートを作成していましたが、システム導入によってデータの自動連携が実現し、工数削減につながっています。一元化されたデータを蓄積・分析することで省エネルギー施策と効率的な設備更新の判断が支援され、オープンなAPIの活用によってビル利用者のニーズに合わせたサービスの追加や継続的なアップデートも可能になりました。

出典参照:「芝浦プロジェクト」で導入するビル OS として 日立のビル IoT ソリューション「BuilMirai」を採用|野村不動産株式会社

まとめ|不動産DXとデータ活用を進めるために自社データの整理と統合から着手しよう

不動産DXにおけるデータ活用は、経験に頼る経営を脱却し、企業の競争力を高めるために必要な戦略です。

明確な目的を持ち、継続的に改善を行うことで、顧客生涯価値(LTV)の最大化や新たなビジネスチャンスの発見につながります。

この記事で解説したデータの種類や収集・分析方法、成功事例を参考に、計画的にデータ活用を進めましょう。

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